喫茶 水鯨喫茶店の継ぎかた続報が届きました!

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街から消えゆく喫茶店を継いで残していきたいと活動をしている山口さんを紹介しましたが、今回は続報が届いたのでお知らせします。

(前回の記事はこちら「「間借り喫茶」経由「喫茶店継業」という新しい文化の継ぎかた」をご覧ください。)


山口さんは大阪で間借り喫茶をしながら、主に関西圏の閉店情報を頼りに喫茶店を探し続けていました。

しかし、条件に合うような喫茶店を見つけることは容易ではありません。

そんな中、歴史ある喫茶店が閉店するというニュースが山口さんの元に飛び込みました。石川県金沢市で長く人々に愛されていた喫茶店「珈琲館禁煙室」です。

山口さんはダメ元で店主だった前野さんに電話で交渉をしましたが、自分たちの代でお店は閉めるという返答。それでも諦めきれずに、金沢まで直接会い行きました。


珈琲館禁煙室は前野玲子さんと2年前に亡くなったご主人の克祐さん、二人の思い出が詰まった大切な場所。

建物やお店の文化も含めて喫茶店を継ぎたいという希望を持って交渉した山口さんでしたが、店主だった前野さんの閉めるという意思も変わりませんでした。

このすばらしい空間がなくなってしまうことは看過できないという思いの中で、粘り強く話し合いを続けた結果、禁煙室の内装や食器類を譲り受け、山口さんの地元である大阪に移設することになりました。

現在は物件の契約も済み、間借り喫茶時代と変わらず”喫茶 水鯨”の屋号で今年の夏オープンに向けて開店準備中です。
心から愛する喫茶店文化を残そうと熱意と愛情をもって活動している山口さん。

今後も喫茶店の閉店情報があれば、その時にできる形でそのお店の継ぎ方を模索し、町に喫茶店を残したいと語ってくれました。

閉店予定の喫茶店情報がありましたら、ぜひ山口さんにご連絡ください。

引き続き応援を宜しくお願いします。

 

この記事のディレクター

五条ゲストハウス広報/バリスタ/フォトグラファー/ライター/イベント企画

麻田 景太

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